倉敷市 すべり症
【すべり症の原因と症状】 腰椎というのは第1腰椎から第5腰椎まであり、綺麗に並んでいます。 通常はこの腰椎は簡単にずれないようになっているのですが、椎間関節が壊れてしまったり椎間板に異常が出てしまうと、骨がずれてしまうことがあります。 その状態を、すべり症といいます。 すべり症には2つの種類があり、骨が後ろのほうにずれてしまう「後方すべり」と、骨が前の方にずれてしまう「前方すべり」の2つがあります。 すべり症のほとんどが、前方すべりです。 原因によって、さらに次の3つのタイプに分けられます。
・変性すべり症 すべり症の中でも最も多いのが、変性すべり症です。 第4腰椎に発生することが多く、次に第5腰椎、第3腰椎に発症することが多い傾向があります。 女性に多いすべり症であり、50~60歳くらいの閉経の頃に発症することが多くあります。 女性ホルモンの影響により骨がもろくなってしまうことで発症しやすく、年齢と共に股関節が不安定になってしまうことで、女性のこの年代に多いと言われています。
・形成不全性すべり症 生まれつき、脊椎の発育に問題があることによって発生してしまうすべり症です。 非常にまれなすべり症であり、若いうちから発症するケースが大半です。
・分離すべり症 分離すべり症は、分離症が原因で発症してしまうすべり症です。 背骨の後ろの部分と前の部分が離れ離れになってしまい、椎体が滑ってしまいすべり症となってしまいます。
すべり症の主な症状は、以下のような症状です。
・腰痛 ・下肢痛 ・下肢のしびれ ・歩行障害 ・足のしびれ ・足の冷感 ・足の違和感
このような症状が、安静時には症状は出なく、立ったり座ったり動くことで、痛みやしびれが増強してしまうのが一般的です。 症状が進行してしまうと、安静にしていても痛くなってしまいます。 また、すべり症が発生する部位は様々な神経が走っているため、排尿や排便に支障をきたしてしまう場合もあります。
【すべり症の治療方法】 すべり症は悪性の病気ではありませんので、症状がひどくなっても多くの場合保存療法で改善が可能といわれています。 以下のような治療方法で、改善へとみちびくことができます。
・薬物療法 内服薬の治療により、症状を緩和させる方法です。 鎮痛剤や血流を良くする薬を使って、症状をやわらげます。
・注射療法 痛みがひどい場合は、ブロック注射で症状を緩和させます。 辛い痛みでも、ブロック注射で一気に楽になることができます。
・コルセット療法 コルセットで患部を固定することで、症状を緩和させる方法です。 症状や患者さんに合わせてコルセットを指定してもらい、装着して過ごします。
・理学療法 電気やマッサージなどで、患部の状態を緩和させる方法です。
・体操療法 体操を行って筋肉を柔軟にさせることにより、すべり症の症状を改善させる方法です。 大げさな体操はせず、軽い体操で高い効果を発揮してくれます。
これらの保存療法で改善しない場合は、手術の適応がある場合もあります。
いかがでしたでしょうか。 すべり症というのは悪化してしまうと厄介であり、場合によっては手術も必要となってしまう場合もあります。 最悪な状態にならないよう、軽度な状態で治療を行い改善へとみちびきましょう。
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